ひとりっ子7歳児とゆっくり学習ブログ

全員オタクで自分の好きなことにしか興味のない家族ですが今のところ仲は良いと思います。のんびり教育ママやってます。

ほろ苦すぎるオススメ本 まぼろしの町

息子がヨンデミーでこの本をお勧めされてまして。

ニルスの不思議な旅の中の一編なのね。ニルスの不思議な旅、小さい頃アニメで見てたような気もするんだけど、どんな話だったかよく覚えてないな〜。最初悪い子だったニルスが小さくされてアヒル?ガチョウ?みたいな鳥と旅をして成長する話だった気がする。(さっき気になってWikiったけど大体合ってた)

息子が読んでて全く伝わらない感想を述べてたので、逆に気になって読んでみたらめっちゃ世知辛い。というかやるせない。煌びやかな見知らぬ街に迷い込んだニルスは、お金を持ってなくてなにも買えず、砂漠で見つけた銅貨を思い出して街から出て銅貨を見つけてまた元の町に帰るんだけど街は忽然と消えてしまった。その後、その話をしたところガチョウから海に沈められて100年に一回しか現れない町の存在を聞く。その町は生きている人間が少しでも商人からものを買うと海に沈まずにすむと。ニルスが銅貨を最初から持っていてなにかすこしでも商人からものを買えていれば、海に沈まず、幸せに暮らしたのに…と。ニルスとガチョウは自分の無力さを痛感して泣きながらまた旅に出るっていうラストでした。

ちょっっっひどない?!(by ワールドトリガー イコさん)

なんでこんなムリゲーみたいな設定でトラウマ植え付けられなきゃいけないんですか!!!!曇らせにもほどがある。つい児童書で熱くなっちまったぜ。

大体なにも知らずに行動してたニルスにそんな背景あとからネタバレするガチョウもひどい。ニルスに悪意でもあるのか?それともよっぽどデリカシーがないのか?

たまにあるよね、この本なにが言いたい??みたいな児童書。駄作だったらいいんだけど、だいたいパワーのある本だったりするから結構トラウマになるんだよな…アンデルセン童話とか。

ただ、息子は全く神経ダメージを与えられてませんでしたね。でもそれはそれでどうなんだろう。